(第4回) 「ハイブリッドとうごうシリーズ」の栽培上の注意点
はじめに
やぁ、みのりくん。
春作業の準備を頑張っておるな。
エフワンもお手伝いかな?
あ、いね爺。こんにちは!
そろそろ始めなきゃと思って。
エフワンは邪魔してるだけだけどね(笑)
クウーン・・・。
今日は強力な助っ人、栽培指導担当の『カンジン』さんを連れてきたぞ。
はじめまして、みのりちゃん!
今年から挑戦してくれると聞いて遊びに来たよ。
エフワンもよろしくね~
ワンワン!
わぁ、うれしい!
栽培暦を見る前に、一般の品種と違う『ここだけは外せない注意点』を教えてください!
了解!
それじゃあ、育苗から収穫までの超重要ポイントをギュッと絞って解説していくね。
4-a. 育苗:スタートダッシュの早さに注目!
まずは種まき(育苗)の注意点から。
何か特別なことはありますか?
ポイントは3つ。
まず①ばか苗病対策の『種子消毒』は薬剤(テクリードCなど)で確実に。
次に②『塩水選はしない』こと。
特に弱半糯性品種は種が軽めなので、塩水選をすると良い種まで捨ててしまうんだ。
発芽率は確認済だから安心してね。
高級な種だから、
一粒もムダにしたくないもんね。3つ目は?
③『芽が動くタイミングを見逃さない』こと。
とうごうシリーズは他品種より芽が出るのがとにかく早いんだ。
油断して芽を伸ばしすぎると育苗に響くから、種を水に浸けている(催芽)ときはこまめにチェックしてね。

4-b. 管理:適度な増肥と、夏の「水」が命!
田んぼに植えてからの肥料や水の管理はどうですか?
肥料は、一般的な品種の基準に『窒素を2〜3キロ増やす』のが目安。
特に背が低い第2世代は、様子を見ながら『穂肥(ほごえ)』を足してあげると、
グッと収量が上がって13俵以上の超多収に近づくよ。
ただ、極端な粗植(薄植え)は失敗の元だから避けてね
なるほど、ちょっとだけ多めにゴハンをあげるイメージね。
夏の管理は?
何より大事なのが『猛暑対策のドボドボ水管理』!
穂が出る時期に水が足りないと、暑さで花粉が死滅して、お米が入らない『高温不稔(ふねん)』になっちゃうんだ。
最近の夏は本当に暑いから、この時期は確実に水を入れて田んぼを冷やしてほしい。
なるほど。
高温不稔は、お米そのものができなくなってしまうから、とても怖いわね。
他にはありますか?
カメムシの防除も、最近猛威を振るっている『イネカメムシ』には特に要注意だよ。
地域の専門家に相談しながら対策してね。

4-c. 収穫:じっくり待って大豊作!
最後は、いよいよ収穫ですね!
ここでも猛暑対策として、お米が白く濁る(白未熟粒)のを防ぐために、できるだけ長く水を張って稲を冷やし、肥料切れさせないことが大切。
そして最大のポイントは『収穫を焦らないこと』!
とうごうシリーズは穂が大きい分、実るまでに時間がかかる。一般品種より1〜2週間は長く田んぼに置いて、籾(もみ)の9割が黄色くなったのを確認(黄化率90%)して収穫することが、まさに『カンジン』だよ!

ダジャレが入った(笑)!
でも、やることが多くて覚えられるかしら……
フォッフォッフォ、大丈夫じゃよ。
基本は普通のお米と同じ。
ほとんどの生産者が大成功しておるし、わしらも全力でサポートするから安心して挑戦しておくれ!
うん、がんばってみる!
エフワン、一緒に応援してね!
ワン、ワオーン!!
