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(第2回)「ハイブリッドとうごうシリーズ」のさらなる優位性と使用上の注意点

はじめに

今回は『ハイブリッドとうごうシリーズ』を別の角度から説明しよう。
この品種の強みだけでなく、注意点も正しく知った上で、有効に活用してほしいからの。

2-a. スタートダッシュが得意!優れた直播(ちょくは)適性

いね爺、実は種まきを省力化できる『直播(ちょくは)栽培』に挑戦してみたいんだけど……。
芽がきれいに揃わなかったり、雑草だらけになったりするって聞くと不安で。

初めての直播は、芽が出るまでハラハラするものじゃな。
だが『ハイブリッドとうごうシリーズ』は、そんな不安を和らげてくれるかもしれんぞ。
この品種はとにかく『スタートダッシュ』が得意で、一般の品種より葉っぱが1枚早く出るイメージじゃ。
土の環境が少し不安定でもグングン力強く生え揃うと、乾田・湛水どちらの直播でも評判なんじゃよ。

それは心強い!安心してチャレンジできそうだね。
でも、収穫量は減っちゃうの?

いや、これまでの実績でも移植(普通に苗を植える方法)と比べて遜色ないレベルじゃ。
もちろん、適切な雑草対策や、転びやすくなる(倒伏)のを防ぐための水・肥料の管理は必須じゃがな。
最近は春の作業を効率化するために、すべての田んぼを直播に変えて大成功している大規模農家さんもおる。
みのりくんも、まずは小さな田んぼから始めてみるとよいぞ!

そうだね!
まずは少しずつ試してみようっと

2-b. 注意点1:気になる「種子代」のヒミツ

いね爺の話を聞いているといいことだらけだけど、何か裏があるんじゃない?

フォッフォッフォ、裏というか、誰もが驚く注意点がこれじゃ。
実は、種(種子)の値段が、JAさんが販売している一般の品種と比べて『8〜10倍』の価格に設定されておる。

えっ、8〜10倍!?
高すぎない?さすがに暴利じゃ……

そう言われると耳が痛いがの(笑)。
F1品種は種を採るのにものすごく手間がかかる上に、民間企業が公的資金に頼らず開発・生産しているから、どうしても高価になってしまうんじゃ。
ただ、価格が高くても、それを遥かに上回る『超多収(たくさん穫れる)』という恩恵がある。
実際、多くの方が『これなら十分元が取れて、手取りが増える』と納得して使ってくださっておるよ。

なるほど。
ただ高いわけじゃなくて、それだけリターンが大きい投資ってことだね!

2-c. 注意点2:失敗しないための「寒さ対策」と「刈り取り時期」

最後に、栽培上で絶対に気をつけてほしいポイントを2つ伝えるぞ。
1つ目は、穂ができる時期の『急な低温(障害型冷害)』に少し弱いこと。
冷害のリスクがある地域では水管理などが重要じゃ。

なるほどね。
その他、栽培上の注意点は?

2つ目は、穂が大きい分、実る(登熟する)までに時間がかかること。
実は、初挑戦の生産者さんが失敗する原因のほとんどが『待ちきれずに早く刈り取ってしまうこと』なんじゃよ。
同じ時期に穂が出た一般品種よりも、1〜2週間は長く田んぼに置いてじっくり完熟させておくれ。

大きな穂をじっくり育てるからこそ、
あの圧倒的な収量になるんだね。
最後まで気が抜けないなぁ

慣れてくればコツが掴めるはずじゃ。
この特性をしっかりマスターして、目標の『反収15俵(約900kg)』を一緒に目指そう!

第2回目はここまでじゃ。
第3回目は、今回の注意点をさらにクリアした『第2世代シリーズ』の秘密をお届けするぞ!

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